当初別のテーマで書こうと思っていたのですが、せっかく前日に well_known プロジェクトから bice が出演した2001年の act.1 の配信もありましたので、またそれは後日に改めて投稿することにします。
（アーカイブ公開終了後にダイジェスト動画がアップされる予定だそうです） bice の登場は51分ごろから。
その後まゆたんさんとテリーさんが bice について語っている部分が1:04ごろからあります。BM2 の話や『かなえられない恋のために』のアナログ盤も紹介して下さいました。
前回の投稿でフリーペーパーの DL 用 URL 記載メールがまだ届いてないと書きましたが、投稿後ほどなくして送られてきてデータのダウンロードは無事できました。両面印刷して折本になるように作られています。私はA4サイズのプリンターしか持っていないので、ちょっと小さくなりすぎてしまうかな？と思うのですが、一応今度印刷してみようかと思います。
これを読んでいて一つハッとしたことがありまして。出演ミュージシャンの紹介の文章は、旧 well_known サイトにも掲載されていたのですが、その時は記名がなかったので、ライヴのレポート同様、まゆたんさんが書かれたのだとばかり思っていましたが、テリーさんがお書きになっていたのですね。
昨夜の配信は全体を拝見しましたが、その内、bice の出演部分はインタビューとライヴのダイジェストの形で、7-8分ぐらい流れました。
冒頭の80年代の音楽についての bice インタビューは旧サイトでも公開されていたものでしたが、当時より鮮明な画像で見られて嬉しかったですし、その後のライヴ直前？のインタビューは全く未見で貴重でしたね。
ライヴのダイジェストは
1. Raincoat
2. milk film
3. MC に続いて an apple a day
4. Love will tear us apart (Joy Division cover)
思ったよりも長く、曲数も多く編集してくださったことに配慮をとても感じました。冒頭の2曲は旧サイトでも一部公開はされていましたが、今回は別の部分も見られました。MC も直前になって急遽編集して追加して下さったとのことでしたね。
曲によってギターとキーボードを行ったり来たりする感じが bice らしいなと改めて思いました。まゆたんさんが bice は見た目の印象と違って職人気質だったとおっしゃっていましたが、彼女のそういったミュージシャンシップは短い映像からも伝わるのではと思います。
トークの中で出てきた、BM2 結成当時の2003年に行われたイベント「KIMONO MY HOUSE」でのライヴ映像は、2015年末に行われたまゆたんさんの音楽活動30周年記念イベント、「まゆたん☆ふぇすてぃばる2015」にて上映されたことがありますので、いずれ配信でより多くの方の目に触れる機会も訪れるのではないでしょうか。「上を向いて歩こう」のほかにビートルズの「Drive My Car」のカバーなどを演っていました。
bice が亡くなってから10年が経過してもなお、彼女のことや作品を思い出して、そのために動いて下さる方々がいることを改めて感じられたことはファンにとっても幸せなことです。
何より今回のような配信やアナログ再発によって、新たに bice を発見したり、知っていたけれども深入りすることがなかった方々が改めて彼女の音楽の素晴らしさに気付いて、更に他の作品まで掘り下げようとして下さることは、今後に向けても大きな力になると思います。
ここ数年シティポップ・ブームで海外からも日本のポップミュージックに関心が向けられるようになりました。時間はかかるかもしれませんが、そういった流れが今後 bice あたりまで波及することが絶対ないとも限りません。
現在 bice の主要作品はレコチョクとその月額サービスの RecMusic (旧レコチョクBest)にあるわけですが、日本国内からしか利用できませんし、国内に住んでいる方にも十分に浸透していないのか、音楽好きの間でもまだ利用者が少ないのか分かりませんが、「bice はサブスクにないから聴けない」と書いている方を時々見かけます。もう少しこのあたりが今後改善されて、より多くの方々にアクセスしやすい状況になると良いなと思います。
