K-garden と ソフティーズ、チューダー・ロッジ

2019年5月11日

2001 bice Nectar The Softies Tudor Lodge アルバム ソフティーズ チューダー・ロッジ

公園を散歩すると心地よい新緑の季節ですね。


bice 「K-garden」
作詞: bice & Ayuo
作曲・編曲: bice
ストリングス編曲: 柏木広樹 

数年前に友人から教わったのですが、この曲の bice 自身による印象的なピアノの単音リフは、アメリカの女性デュオ、The Softies のセルフ・タイトルの EP 『The Softies』(1996年)に収録されている "All in Good Time" から引用されているようです。


ソフティーズの曲中ではギターによりドライな感じで繰り返されていたフレーズが、bice の曲の中ではアコースティック・ピアノで演奏されることよって、より有機的に響いてくる感じに変化した気がします。

bice のポニーキャニオンからのメジャーデビューにあたって配布された資料でも、好きなアーティストの中にソフティーズの名前があります。

さり気なく、押し付けがましさのない、まさにソフトな音楽ということでは両者は共通した空気がありますね。bice の中のインディーズ寄りの要素と共鳴するような感じでしょうか。


『Nectar』のリリースにあたってのインタビューでは、彼女は「K-garden」については専ら、1999年の来日公演でライヴ・サポートをしたことのある英国のバンド、チューダー・ロッジの影響を口にしていました。

曲名についても、
彼らの1971年の 1st アルバム収録曲の中でお気に入りだったという「Kew Gardens」と、彼女が以前よく朝の散歩をしていた駒沢公園の K を掛けてあるという話でした。(Marquee Vol. 21 のインタビュー)


そういえば、チューダー・ロッジの英語版のウィキペディアには、bice と清水ひろたかさんが来日公演で彼らと共演したことが書かれていますね。

In 1999 Tudor Lodge played two successful gigs in Tokyo, where Whiteland and Stannard were joined on stage by Green and Japanese musicians Bice (keyboard and vocals) and Shimizu Hirotaka (bass).

日本語版には名前までは記載されていないので、ちょっとしたことですが嬉しく思いました。


最後に。
曲名の表記は K-garden と K garden 両方混在して使われていていつも迷うのですが、裏ジャケットの曲名の一覧、封入されているブックレットの歌詞のタイトルが K-garden になっているので、今回はハイフンありの表記にしておきました。

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