予約された方の在庫が確保されていますように。また、発売日以降にお求めの方も無事購入できますよう願っています。
さて、今回は columbia*readymade のサイトが運営されていた当時、トップページに「おはようございます。こんにちは。こんばんは。」のタイトルの下、日替わりで掲載されていた小西康陽さんのエッセイから、昨年出版された『わたくしのビートルズ 小西康陽のコラム 1992-2019』には未収録ながら、bice の資料としては残しておきたいものをご紹介します。
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
2008年5月17日きのう聴いた音楽。
ヴィンス・ガラルディ。これは奥さんのパソコンから流れていたもの。
ペット・ショップ・ボーイズ。ライヴDVD。仕事で。仕事で音楽を聴く、ということも、もちろんあります。
そして、いま聴いているのは、biceさんの待望のニュー・アルバム。連続3回目。
まだマスタリング前、曲順も決定していない、タイトルも仮題のままのCD-R。でも本当に素晴らしい。いい曲だらけ。なんでこんなに良い曲ばかり書けるのだろう。本当に才能ある音楽家だと思います。
歌詞なんて、歌詞カードで読んでいると、けっして目に飛び込んでくるようなフレーズではないのですが、彼女の声とメロディで歌われた途端、魔法の言葉に変わっているような。
作詞も作曲もアレンジもすべて彼女の手によるもの。天才、と言ってもいいのでしょうか。
biceさんのアルバム、予定では七月下旬に発売の予定です。アルバム・タイトルも素敵でした。もう決まっているのですが、もう少しだけ内緒にしておきます。
さてきょうの「レコード手帖」はフカミマドカさん。かつては京都「メトロ」でいつも一緒にDJしてましたけど、いまはバリバリと音楽仕事人ですね。この先、ミュージック・ビジネスはいったいどうなっていくのか、真剣に考えるコラムを待っていましたが、そう来ましたか。あはは。原稿の御礼に10円差し上げます。
というわけで、もう一回、biceさんのアルバムを聴こうかな。皆さま、もうしばらくお待ちくださいませ。
(小西康陽)
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