bice が渡辺善太郎さんと共にサウンドトラックを担当した PlayStation 2のゲームソフト『リモココロン』(2001年)ですが、昨年に『ゲーム音楽ディスクガイド』という本に掲載されているらしい、という情報を楽曲紹介も含めお伝えしました。
(その時の記事はこちら → リモココロンと『ゲーム音楽ディスクガイド』)
このブログの更新を休止している間に掲載を確認していましたので、遅くなりましたがご報告しておこうと思います。
ゲーム音楽ディスクガイド──Diggin' In The Discs 田中 “hally” 治久(監修) 本体 2,580円+税 ISBN:978-4-909483-29-4 http://www.ele-king.net/books/006892/ |
1ページあたり4枚のディスクが紹介されていて、その中で『リモココロン』のCD 入りレターセットは「ポスト渋谷系」のセクションの169pに掲載されていました。
全文引用は避けますが、レビューを執筆された井上尚昭さんの最後の文章に、
…収録がたったの4曲。PS2に山と眠る名曲群のコンプリートリリースを願う。
とありました。本当にそう願わずにはいられません。
リモココロン CD入りレターセット |
最初は渡辺善太郎さんがプレステの新作ソフトの音楽を手掛けていたんですけど、彼も忙しい人なんで、やり切れないと思ったのか私に話が回ってきて。最初は共同作業でやる予定だったんだけど、結局私の担当ステージは1人で作ったんです(笑)。で、それが何とか形になったんで、サントラに関しても若干自信がつきましたね。大変だったけど、歌ものとはまた違ったタイプの音作りで楽しかったです。自分の意外な才能も発見出来たし。実は私はサントラの方が向いているかもしれない(笑)。 (bice インタビュー Pause 2001 Vol. 97より)
Youtube にある『リモココロン』のプレイ動画をチェックすると、まだ知らない曲が沢山眠っているのだなあと分かります。それをディスクなり配信なりで音楽単独でも聴けるようになれば、『リモココロン』のファンの方だけでなく、私のようなゲームには疎い者にも楽しめるようになりますし、bice のサウンドトラック/インストゥルメンタル音楽制作者としての歩みをたどるにも貴重な資料となりそうです。どこかで企画して頂けることを期待したいです。