昨年中はまだ試行錯誤していて、色々迷いもあり更新ペースが遅かったのですが、もう少し今年は記事数も増やして中身を徐々に濃くしてゆければと思っています。今年もどうぞよろしくお願いします。
1999年 ポニーキャニオン時代の年賀状 |
昨年末の記事 でもお伝えしました通り、Jet Set Records のサイトの小西康陽さんの文中に、『Nectar』 のアナログ化が実現しなかったのは「権利があまりにも複雑」なためであるとの Jet Set による説明がありましたが、権利が複雑過ぎて解決に至っていない作品をダウンロードばかりか定額制サービスにまで提供するとはちょっと思えないので、そこは多少誇張があるようにも見えましたね。もし問題があるとしたら何か別の部分(採算など)にあるのでしょうか?
あくまで推測ですが、いつか Jet Set で 『Nectar』 のアナログ盤を発売するための布石として、困難さを強調して希少価値を高めておくという意味合いもあるように個人的には感じられました。
いずれにしろ発売に向けての動きがもし水面下で進行中、もしくはこれから進展があるのであれば、それは歓迎すべきことではあります。アナログ盤を手にしたい方々に届き、再発売の実績によって作品の評価も高まることが期待されますので。
それ以外の作品、最後のアルバム 『かなえられない恋のために』 は複数のサービスで配信されていますが、アンダーフラワー時代の2作品、『Spotty Syrup』 『covers』 は全曲配信ではなく、CD 再発の計画も立ち消えになってしまいましたし、ポニーキャニオン時代の2作品はシングルなので、このまま埋もれてしまわないかと少し心配です。
中島優子時代の作品についても、昨年は MEG-CD でシングル盤全作品が購入可能になりましたが、アルバムについては今後どうなるのかというところも注視したいと思います。中島優子名義での最後のアルバム 『charmless?』 がレコチョクの配信ラインナップに含まれていないのは、それこそ何か権利関係の問題があるのかどうかも気になるところです。
私自身は2013年に一旦告知されたボックスセットを楽しみにしていましたので、何らかの形で未発表の曲や別バージョン、デモなどを聴けるようにしていただけるとありがたいなと思います。
『かなえられない恋のために』 に再録音で収録された曲については、元々発売を目指してレコーディングされていましたから、かなり完成度の高い音源が残っているはずです。元は英語詞のものもありましたね。
他アーティストに提供した曲についても彼女自身が歌ったデモが残っている作品もあるようなので、聴ける機会が訪れたらいいなと思いますね。